2021/03/20
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神戸の王子動物園に行った帰りに小腹が空いたので立ち寄ったお店。
とにかく動物園から1番近いところと検索したら、ヒットしたのがこちらのお店でした。
ラーメン虎と龍 王子公園店
動物園から駅前を通り越して進むと見えてきます。なんだか年季の入った外観で中の雰囲気が分りにくいため、私いったん入店を躊躇。
でも良く考えてみれば、町のラーメン屋さんって基本こんな外観ですね。
結婚前からラーメン好きの夫に付き合って色んなお店に行ってましたが、まだまだラーメン初心者な私。
夫は気にせずGO。
店内はテーブル席4つとカウンター席。
14時ごろの入店でしたが、学生さん風の団体と家族連れ、カウンターにもお客さんがちらほら。
とりあえず、よく分からないながらもメニューを覗いてみる。
ええっと。ラーメンは『久留米の龍・しっかり』と『博多の虎・あっさり』
久留米ラーメンセンター系、骨の髄まで溶け出たとろみのある濃厚スープ。
博多屋台系、骨の表面をサッと溶かしたあっさりスープ。
とりあえず、1つずつ頼んでみようかなと思っていたら、その下に『虎龍特製坦坦麺』の文字が。
辛いもの苦手な私、坦坦麺が大好き。
一見矛盾しているように見えますが、本当に少しだけ辛いやつが好きなんです。
お店の方に「これ結構辛いですか?」と確認し、「そんなにです。ピリ辛です。」と言われたので坦坦麺にしてみることに。
夫は『しっかり』の半チャーハンセットをチョイス。
両方とも麺の固さはカタメで。
博多ラーメンの普通はカタメなんですね。
私「普通で。」と言って恥をかく。
待っている間に店内を見回してみると『新メニュー熊本ラーメン』とのPOP発見。
結構幅広くやってるみたいです。
その他『東京つけ麺』というメニューも。
日本全国麺めぐり。
ちなみに久留米と博多は両方とも福岡県のご当地ラーメン。
最近TOKIOの番組を見て博多ラーメンについて色々知った私。
麺は極細麺。替玉ありきなので、スープの味付けが濃く飲み干す人はあまりいない。
スープを継ぎ足し継ぎ足し作るから、あの独特の匂いが店の外まで漂う感じ。
でも、こちらのお店はさほど匂いはしなかったなぁ。
対して、豚骨ラーメンの元祖と言われているのが久留米ラーメン。
麺は細麺ストレート(しかし博多のものよりは太い。)
ラーメンに海苔が付いていることが多く、他の地域のラーメンに比べて値段が安いことが特徴。
古いお店では、替玉のシステムが無いことが多い。
ちなみに熊本ラーメンは、同じ豚骨ラーメンでも鶏ガラを合わせることが多く、焦がしにんにくやガーリックチップなどニンニクと切っても切れない関係。
麺は中太ストレート。替玉なし。
スープは継ぎ足さずに作ります。
博多ラーメンは久留米ラーメンと熊本ラーメンの影響を受けたどちらかというと後発のラーメンみたいです。
この二つの影響を受けているのに、麺が極細になるところが面白いですね。
屋台で提供するから、茹で時間が短い細麺にしたのかしら?
テーブルの上にあるのは、博多ラーメンといえばの紅ショウガ。
ちなみに博多ラーメンは、1杯目は紅ショウガを入れず、替玉の時に使うのが本来の流儀らしい。へぇ~。
それと夫の好物、高菜。
そして、やってきました。
『久留米の龍・しっかり』650円。
キクラゲとネギ、薄めのチャーシューのトッピング。
ゴマをたっぷりかけていただきました。
あっさりの反対語は『こってり』だと思い込んでいた私。
しかし、『しっかり』と『こってり』は違いました。
軽めのスープで、いつまでもスープを飲んでいられる感じです。
半チャーハン。の割に量は多め。嬉しい。
ラーメン屋さんのチャーハンって感じで美味しいです。
高菜たっぷりチャーハンに変身。
『虎龍特製坦坦麺』850円。
トッピングはネギとチャーシュー、味玉、肉みそ。
辛めのソースが混ざりきってないのは、お店の方の配慮かしら。
恐る恐るちょっとずつ混ぜながら食べ始める。
こちらの麺も極細です。
全然辛くありませんでした。
拍子ぬけするくらいに。
あっさりした坦坦麺で、こちらもいつまでもスープを飲んでいられる感じです。
ちなみに辛いのが好きな方は、激辛トッピングが10辛まで無料ですので頼むと良いです。
完全にトロトロ半熟の味玉も美味しい。
中身が流れ出ないように気をつけて食べましょう。
流れ出るともったいない。
帰り道に調べてみたら、こちらのお店は兵庫県に15店舗、大阪府に7店舗あるチェーン店でした。
家の近くにも結構ありました。
全然聞いたことなかったです。
今回も、年季の入った外観に勝手に町のラーメン屋認定してしまいました。
皆さまの住んでいる地区にもあるかもしれませんので、チェックチェック。
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