2021/03/20
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今回宝塚歌劇で公演が行われ、話題になっている『るろうに剣心』
実は宝塚では、今まで漫画やアニメなどを原作にした公演を何度も行っています。
今回はその中から今アニメ化で話題の1つを紹介。
逆転裁判
原作は株式会社カプコンのゲーム。
ゲーム界に『法廷バトル』という新たなジャンルを生み出した作品です。
私もプレイしたことがありますが、気軽に楽しめる楽しいゲームです。
1話完結物のストーリーで、探偵パートと法廷パートに分かれています。
『探偵パート』で手に入れた証拠を持って『法廷パート』に進み、被告人を弁護します。
ここぞと言うときに「異議あり!!」と叫んで証拠を突きつける。
うまく選べた時の爽快感はなかなかのものです。
2001年に第1作目が発売されました。
2016年6月には『逆転裁判6』の発売が控えています。
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宝塚版
こちらが宝塚で上演されたのが2009年。元花組トップスター蘭寿とむさん主演です。
とても好評で1~3までシリーズ化されました。
キャラクターの名前は、宝塚の世界観から全員海外版の名前を使用しています。
フェニックス・ライト(成歩堂龍一)
マイルズ・エッジワース(御剣怜侍)
ディック・ガムシュー(糸鋸圭介)
ラリー・バッツ(矢張政志)
といった具合です。
私は主人公の友人「事件のカゲにヤッパリ矢張」の矢張さんが大好き。
萌袖をふりふりする仕草も宝塚版でちゃんと表現されています。可愛らしい。
アニメ版では、その仕草をしていなかったのがとても残念。
御剣検事は、何から何まで宝塚なキャラクターですから、全く心配ありません。
音楽もゲーム内の曲を使用しています。
ゲームと同じようにモノローグから始まる舞台は『逆転裁判』の世界観がとても良く出ています。
アニメの主題歌みたいにメインテーマが始まるのも素敵。
ファンへのサービスをしっかりしてくれています。
演出家の鈴木先生がカプコンのゲームのファンで、逆転裁判もプレイ済みなところも大きいでしょうね。
アニメ版で『逆転裁判』にはまったって方には、ゲームももちろん、宝塚版も是非とも見てもらいたいものです。
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戦国BASARA
同じくカプコンのゲームです。
戦国武将を操るアクションゲーム。
武将が皆イケメンのため女性のファンも多く、歴女ブームの牽引役にもなった作品。
宝塚版は『逆転裁判』と同じく蘭寿とむさん主演で2013年に上演されました。
演出も同じくカプコンファンの鈴木圭先生です。
『真田幸村編』と銘打たれているため、続編もあるのかもと思われましたが、主要キャラを演じた方々は、退団や組替えで散り散りになってしまいました。
この時に美しい『上杉謙信』を演じ、話題となった明日海りおさんは、現花組トップスターになっています。
大劇場では出来ない特殊演出を使った舞台のため、宝塚ファンにとっては斬新な舞台となりました。
DVDのパッケージ写真はイマイチですが、だまされたと思って一度見てみるのも良いかと。(宝塚のDVDパッケージがひどいのはいつものこと。)
男性の演じる2.5次元ミュージカルとは、また違う趣がありますよ。
バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~
カプコン繋がりでおまけ。
元星組トップスター柚希礼音さん主演の舞台が決定しました。
カプコンが誇る『バイオハザードシリーズ』の舞台化。
G2さん演出、カプコンの小林裕幸さん監修によるミュージカルです。
9月30日~10月12日 赤坂ACTシアター
11月11日~16日 梅田芸術劇場メインホール
ゾンビに負けるはずがない強い女性を演じられることは間違いない訳ですが、一体どんな舞台になるのやら。
とにかくカプコンと宝塚は切っても切れない関係。
次あたり、ストリートファイターの舞台化があるかもしれませんね。(笑)
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